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シーン:相棒
登場人物
主人公【ラサ・アッシュ】[心の声ラサ]
アイザス王国【エフィ】
ベルグ帝国【ゲボルグ】
エキストラ[帝国軍兵士達]
背景:渓谷を抜けた戦場(晴れ間)
突如、姿を現したのは、緑髪碧眼・青いローブを着た魔兵‥‥アイザス義勇軍から転移してきたのだろう。
ラサ:エフィ、いいのか?
エフィ:ラサの居ないアイザスに勝ち目は無いでしょう?
微笑む相棒に、微笑み返す。
ラサ:エフィが敵だったら分からないさ。
黒竜魔兵長ゲボルグ、居るのか!
まだ警戒態勢のベルグ帝国軍に囲まれている。
黒衣の大きく裂けたゲボルグが、転移で空中に現れた。
肉体の傷は塞がっている。
ゲボルグ:約束通り、ベルグ皇帝陛下へ、将軍待遇で士官できるよう進言しよう。そこの女は何者だ?
エフィ:私は、エフィ。アイザス義勇軍副官。
素っ気ない自己紹介に帝国軍に緊張が走る。
ラサ:オレの相棒にして戦友だ。信用してくれ。
ゲボルグ:名は聞き及んでいる。ラサを陰日向に支えた魔兵だな。
ゲボルグは、独り、頷いてから。
ゲボルグ:帝国軍は、この渓谷を活かした砦の構築をせよ! 追って資材部隊を送り込む!
帝国軍兵士達:サー・イエッサー!
敬礼の後、渓谷を前進するベルグ帝国軍。
エフィ:デウィ・リフ。
心の声ラサ:広範囲化した飛行魔技で続く。
魔技とは、魔法・奇術[Magic]を使い分けるために出来た造語。
こうして我らは、飛行するゲボルグに続いてベルグ帝都へと入った。
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