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シーン:緑竜飛兵団長ショパール
登場人物
主人公【ラサ・アッシュ】[心の声ラサ]
ベルグ帝国【ショパール・ヒーサ】
背景:将軍用の個室
効果音:《Kon・Kon》
ノックの音。
ラサ:開いてるぞ。
応えると、背の低い茶髪・緑衣のハムン少女がドアを開けた。
巨大ブーメランらしき武器を背負っている。
ショパール:ヤッホー、アナタが赤竜兵団長ラサ・アッシュ?
尋ねながら首を傾げる少女は、何処となく、野性味を感じさせる。
ラサ:確かに、本日付けで拝命したな。
ショパール:アタシが、同じアイザス方面空軍三個大隊を率いる緑竜飛兵団長ショパール・ヒーサだよ。ヨロシクね☆
ラサ:赤竜兵団長ラサだ、宜しく頼む。
心の声ラサ:まだハイティーンにしか見えないが、その動作、気配で手練だと分かる。
ショパール:ねえねえー、副官の美人さんってラサ将軍の彼女?
そのまま部屋に入ってきたショパールはベッドに腰掛けて尋ねた。
ラサ:残念ながら、ただの戦友だな。
心の声ラサ:淡い恋心はある。
しかし、エフィが、我を男性として見ていない事は分かっている。
ショパール:じゃあじゃあ~、アタシと付き合ってみない?
ショパールは、両肘を両膝に付けて、両掌を顎に当てて見つめてくる。
ラサ:いきなり面白い事を言うな‥‥軍師殿の策略か?
ショパール:違うよーって言っても信じて貰えないかも知れないけどぉ‥‥アタシ、ね。つい最近、失恋しちゃったの。
その寂しそうな言葉は、嘘ではない。
ラサ:少なくともアイザス攻略までは一緒に行動する事になるしな。お互いに良い所を探してみるのもいいかもしれんな。
ぱぁっと、ショパールが笑顔の花を咲かせる。
ショパール:うん! 楽しみにしとくね‥‥CHU☆
いきなり飛びつかれて、頬にキスされる。
ショパール:またね~♪
ショパールは風のように出ていった。
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