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シーン:アイザス方面軍親睦会
登場人物
主人公【ラサ・アッシュ】[心の声ラサ]
アイザス王国【エフィ】
ベルグ帝国【ショパール・ヒーサ】
エキストラ[下士官]
背景:兵士用食堂
翌日、配下となる赤竜兵団、ショパール率いる緑竜飛兵団との親睦会。
しっかり訓練された帝国兵は、励ますまでもなく、即戦力。
新任の挨拶は早めに切り上げて、酒と料理を酌み交わす。
エフィ:ご機嫌ね、良い事でもあったの?
ラサ:あ‥‥? まあな、あったな。
エフィの問いに一瞬、間の抜けた声を出す。
エフィ:そ。明日には出陣、ほどほどにね。
エフィは兵士達の輪に入っていき、その美貌から羨望の眼差しを向けられている。
ショパール:ふえ~、ラサ~‥‥なんか世界が回るよぅ。
赤い顔で寄ってきたのはショパール。
ラサ:おい、未成年で酒を飲んだんじゃないだろうな?
軽く抱きとめる。
ショパール:ん~、ジュースしか呑んでないよ~♪
ショパールが指さしたのは、カクテルだった。
ラサ:おいおい、しっかりしてくれよな。衛生兵! 介抱してやってくれ!
数人集まってきた兵士が、ニヤニヤと笑みを浮かべている。
下士官:ラサ新団長、早速ショパール将軍を誑し込んだんですかい?
などと冷やかされる。
ラサ:つまらん邪推はするな、頼むぞ。
あくまでも紳士的に、ショパールを衛生兵に託す。
心の声ラサ:こういうのは最初が肝心だからな、新任で舐められないようにする必要もある。
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