シーン:アイザス進軍

1/3
前へ
/46ページ
次へ

シーン:アイザス進軍

登場人物 主人公【ラサ・アッシュ】[心の声ラサ] アイザス王国【リーム・アイザス】 ベルグ帝国【ショパール・ヒーサ】 エキストラ[飛兵団] 背景:平地の進軍(晴れ) 心の声ラサ:将校は普通、陸軍なら戦車長、空軍なら戦闘機に乗るが、我には戦車は不要。  生身で戦車と渡り合える。  我は、移動用に与えられた黒毛の駿馬にナイトと名付けて騎乗している。  味方を鼓舞するように先頭を駆ける。  エフィは、戦車長として戦車に乗っている。 心の声ラサ:戦車の装甲と火力、さらにエフィの攻撃魔技が加われば、途轍もない戦力となる。  49台の戦車が従軍し、生身の兵士は、騎兵一個大隊、槍兵一個大隊、歩兵一個大隊、射兵一個大隊、魔兵五個中隊、補給・衛生兵五個中隊で帝都を出る。 ショパール:ラサ~っ、楽しいね~♪  20m級の緑竜(風属性)で錐揉み飛行をしつつ、飛び回るショパールに軽く手を挙げて応える。  29機の戦闘機と三個大隊の大型鳥獣を駆る飛兵が空を埋め尽くす。 心の声ラサ:飛行魔技で一日とかからなかった距離を歩兵・槍兵に歩調を合わせた進軍は国境を越えるまでに三日、渓谷で砦を構築している部隊と合流するのに一日。  砦は突貫工事だろうが、それなりに機能する所まで仕上がっていた。  砦の二個大隊を編入し、陸軍六個大隊、空軍四個大隊となった。 背景:砦に布陣するベルグ帝国軍と平地のアイザス王国軍(晴れ・強風)  ベルグ帝国軍の越境情報に、アイザス軍も布陣しつつある。  飛兵はリームが指揮する僅か一個中隊、陸軍戦力は五個大隊ほど。 ラサ:アイザスの戦姫(せんき)リームは捕らえよという指示だ、ショパール将軍、頼むぞ。 ショパール:はーい☆ 心の声ラサ:せっかくの砦だ、十全(じゅうぜん)に活かして、アイザス軍が攻め込むのを待つ。  兵糧には、充分な余裕がある。  兵力の多いベルグ帝国軍の兵糧消費は二倍だが、すでに一度、王都攻略戦まで持ち込まれたアイザス王国軍には、兵糧の余裕は無いはずだ。  そして、野営は疲労を溜める。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加