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シーン:アイザス進軍
登場人物
主人公【ラサ・アッシュ】[心の声ラサ]
アイザス王国【リーム・アイザス】
ベルグ帝国【ショパール・ヒーサ】
エキストラ[飛兵団]
背景:平地の進軍(晴れ)
心の声ラサ:将校は普通、陸軍なら戦車長、空軍なら戦闘機に乗るが、我には戦車は不要。
生身で戦車と渡り合える。
我は、移動用に与えられた黒毛の駿馬にナイトと名付けて騎乗している。
味方を鼓舞するように先頭を駆ける。
エフィは、戦車長として戦車に乗っている。
心の声ラサ:戦車の装甲と火力、さらにエフィの攻撃魔技が加われば、途轍もない戦力となる。
49台の戦車が従軍し、生身の兵士は、騎兵一個大隊、槍兵一個大隊、歩兵一個大隊、射兵一個大隊、魔兵五個中隊、補給・衛生兵五個中隊で帝都を出る。
ショパール:ラサ~っ、楽しいね~♪
20m級の緑竜(風属性)で錐揉み飛行をしつつ、飛び回るショパールに軽く手を挙げて応える。
29機の戦闘機と三個大隊の大型鳥獣を駆る飛兵が空を埋め尽くす。
心の声ラサ:飛行魔技で一日とかからなかった距離を歩兵・槍兵に歩調を合わせた進軍は国境を越えるまでに三日、渓谷で砦を構築している部隊と合流するのに一日。
砦は突貫工事だろうが、それなりに機能する所まで仕上がっていた。
砦の二個大隊を編入し、陸軍六個大隊、空軍四個大隊となった。
背景:砦に布陣するベルグ帝国軍と平地のアイザス王国軍(晴れ・強風)
ベルグ帝国軍の越境情報に、アイザス軍も布陣しつつある。
飛兵はリームが指揮する僅か一個中隊、陸軍戦力は五個大隊ほど。
ラサ:アイザスの戦姫リームは捕らえよという指示だ、ショパール将軍、頼むぞ。
ショパール:はーい☆
心の声ラサ:せっかくの砦だ、十全に活かして、アイザス軍が攻め込むのを待つ。
兵糧には、充分な余裕がある。
兵力の多いベルグ帝国軍の兵糧消費は二倍だが、すでに一度、王都攻略戦まで持ち込まれたアイザス王国軍には、兵糧の余裕は無いはずだ。
そして、野営は疲労を溜める。
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