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背景:稲妻が閃き、ゲリラ豪雨が降り出す。
同じ名を持つ者:最強の剣豪を目指して[独り]武者修行の旅に出たんだ。願ってもないぜ、イカス!
ポッカリと台風の目の如く、30m程度の円形にだけ、豪雨は降り注がない。
そこには、二人の同じ名を持つ者が、対峙するのみ。
他は、ゲリラ豪雨に打たれながら見守っている。
同じ名を持つ少年:へへん。俺ぁ、晴れ男だからよ。
右手とゲソで妖刀キリキリを構え、左手は腰の小太刀の柄に添えられている。
ラサ:大した舞台演出だな。
血糊を振り払う。
同じ名を持つ少年:逝くぜッ! キリキリっ!
キリキリ:<心得タ、主ヨ>
心の声ラサ:妖刀キリキリはインテリジェンスソード。
数多の剣豪を渡り歩き、伝説を残してきた逸品。
同じ名を持つ少年:偉海賊流・真空斬ッ!
ラサ:飛剣真空斬ッ!
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