死んだ子の齢を数える - 私が死んだ理由

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 娘の六歳の誕生日が近づいてきたある日,父親から「今年の誕生日はディズニーリゾートに行かないのか?」と電話があった。  少し前に主人にも電話したらしく,私は彼から電話があったときのことを思い出し,父親に「ちゃんとやっているから,いちいち口を出さないで!」とキツイことを言ってしまった。  両親の援助がなければ,毎年ディズニーリゾートに泊まれないこともわかっていたが,彼のことがバレるのではないかと思い,理不尽に父親を責めてしまった。 「ごめん……余計なことをしたね……。お前たちがちゃんとやってるのはわかってるよ……」  優しく諭すように言う父親に対して「もう,いちいち干渉してこないでよね!」と冷たく返し,電話を切ってからはひどい後悔と罪悪感でいっぱいになった。  その頃,私の中で父親は母親から娘のことについて何か聞いているんじゃないか,主人にバレるんじゃないかと疑心暗鬼になっていた。
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