死んだ子の齢を数える - 私が死んだ理由

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 主人との会話がなくなってから数日経ったある日,主人は黙って釣りに出かけた。  独身時代からの唯一の趣味だった釣りをするのは,もう何年振りかわからなかったが,私と一緒にいたくないために釣りに出掛けたのだろうと思った。  私はなにも言わず,普段と変わらない日常を送った。  家を掃除し,娘の面倒をみて,夕方になったら車で十分ほどのところにあるスーパーマーケットへと買い物に出た。  スーパーマーケットで晩御飯の買い物をしながら,主人との離婚についてぼんやりと考えていた。  すべて私に非がある。それでも主人に娘の養育費を払ってもらえるだろうか。  逃げた彼から生活費を負担してもらえないだろうか。  なんで,あれほど大切にしてくれた主人を裏切ってしまったのだろうか。  たとえ子供を授からなくても主人と一緒ならよかったんじゃないか。  どうして,あんな軽率なことをしてしまったのだろうか。  娘にはなんの罪もない。大人たちだけで解決できないだろうか。  両親はどこまで私を助けてくれるだろうか。  まとまらない考えが頭の中をグルグルと駆け巡り,買い物袋を車に積み,娘を車に乗せてからカートをお店に戻しに行った。  考え事をしながら車に戻ってくると,そこに娘はいなかった。
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