死んだ子の齢を数える - 母として、妻として

死んだ子の齢を数える - 私が死んだ理由

四年前の日常がいまはもうない。

六歳の誕生日を迎える前に，娘はいなくなってしまった。

嬉しそうに目の前でダンスをしてくれる愛らしい娘の姿は，もうどこにもいない。

近所のスーパーマーケットに買い物に行っているとき，ほんの数分，数十秒，駐車場でちょっと目を離した間に娘がいなくなってしまった。

なにが起こっているのか理解できなかった。

唯一，最愛の娘が目の前からいなくなったことだけは理解できた。

パニックになった私をスーパーマーケットの従業員が見つけ，すぐに警察を呼んでくれたが，この時の記憶がなく，何が起こっていたのか今でも一切覚えていない。

気が付けば自宅前に数名の警察官と一緒にいたのだが，主人の顔を見た瞬間に恐怖と罪悪感でいっぱいになった。

娘がいなくなったことを主人に責められると思った。