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「ん?どうした?さすがにオナ禁は辛い?」
黙りこむ斗羽を覗きこむように矢田が訊いてくる。
その優しい眼差しと笑顔が好き。
ベッドの上で見せるサディストの一面もギャップがあっていつもドキドキさせられる。
「一週間たっぷり溜めておくといい。帰ってきたら沢山虐めてあげよう」
音成は妖しい笑みを浮かべながら斗羽の顎を捉えた。
この眼鏡の奥に宿るサディストのぎらついた双眸に見つめられると、得体の知れない興奮と悦びに身体が支配される。
甘くて蕩けるような、それでいて少し触ると痛い。
その快楽に溺れる一時はたまらない。
さっきまで胸をざわつかせていた考えを振り払うように、斗羽は二人の男を見つめた。
「待ってます」
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