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「…っ、あ…、んんっ、あぁっ」
シーツを掴む手に力が入る。
斗羽は通い慣れた部屋のアロマの香りのするベッドの上で片足を担がれた状態で男根を深く咥え込まされていた。
V字に開いた足の間には矢田の身体がガッチリと合わさっていて、通常の正常位より結合部が深く感じる。
「凄いだろ?これ。いつもより奥まで俺が這入ってるのわかる?」
矢田は担いだ斗羽の汗ばんだ太腿にうっとりと口付けながら囁いた。
矢田が腰を揺するたび、中で一度出された精が撹拌される音が聞こえてくる。
卑猥な音に煽られて頭も身体も淫らな気持ちでいっぱいだった。
奥がいい。
最奥を容赦なく男根で掻き回され、抉られるのがたまらない。
けれど本音とは裏腹に、肉体は強すぎる快楽から逃れようと必死になる。
しかし逃げうつ細腰は何度も引き戻され、その度に凶器の切っ先で罰を与えられた。
「あぁ…も、もう奥は…っんんっっ」
「ん?奥は?何?」
優しく問われながら突き上げられ、肉襞をこれでもかというほど擦り上げられる。
下腹部から昇りつめてくる快楽の波に身体を乗っ取られそうになるたび、斗羽の背中がシーツから浮かび上がった。
「奥っ、…は、も…ダメぇ…あんんっうううっ」
切れ切れに喘ぎながら必死に訴える。
「何で?こんなに吸い付いて離さないのは斗羽だろ?ほら、ここ、ここだろ?」
グリグリと弱い場所を捏ね回されて、斗羽の唇から悲鳴が飛び出す。
ひっきりなしに喘ぐ開いた口からは涎が垂れ、悲鳴と一緒に内臓までも飛び出しているんじゃないかと錯覚するほど強烈な悦楽に犯された。
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