異世界転生とかマジっすか

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 街の近場の地図をもらったオレ達はさっそく初めての採取クエストに出かけることにした。 「お、おふたりさんおでかけかい?」  あの人のいい門番さんがオレ達に気付いて話しかけてきた。 「冒険者ギルドに登録したんですよ。これから初めての依頼で薬草を取りに行くんですよ」 「薬草かい?あれは水辺によく生えてるらしいからな。川沿いや湖の近くを探してみるのがいいと思うぞ?日が沈む前には門を閉めるからその前には帰ってこいよ」 「「ありがとうございます!」」  うん、あの門番さんやっぱりいい人だ!  地図を見ながら川沿いを進む。街から近いからか魔物も見当たらないし、ちょっとしたピクニック気分だ。 「ケイティ、生活が落ち着いたらこの先の湖まで弁当持って遊びに行くか」 「はい、いいですねー!私お弁当作りますね!」 「ん?おまえ料理したことないだろ?」 「いつもご主人様が作られているのを見ていましたから!それに今まではいつも私のご飯を用意していただいてましたからね……。これからは私がご主人様に作って差し上げたいんですよ!」  マジっすか……!  ケイティ……!ガシッ!なでなで……ぶんぶん  30分ほど進むと、いかにもゴブリンとしか言いようのない魔物がいた。簡単な作りの石斧を持ち、ボロボロな布を身に纏っている。     
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