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「神様、よく日本に来てるんですよね？ラノベっていう本でよくある能力なんですけどアイテムボックスってご存知ですか？荷物の持ち運びが楽になる能力なんですが」
「もちろん知っとるぞ。便利じゃよな、あれ。これも2人とも使えるようにしてやろう。中身は2人で共有……ケイティが収納した物を岸本殿も取り出せるような感じにしておくとしよう」
うん、これも使える。とりあえず体力回復能力とアイテムボックスがあれば当面は何とかやっていけるかな？別に敵とつねに戦わなきゃいけないわけでもないし。安全に街中で商売をして過ごしたりしたっていいわけだ。……そのほうがいい気がするな。魔物やら兵士やらと戦うと痛そうだし。
「ケイティは何か欲しい能力あるのか？」
「わたしはご主人様といつもいっしょにいたいだけなので、特にはないですよ！ご主人様ご決めてください！」
う、ケイティかわいい。頭ナデナデ。あ、いい能力思いついた。
「神様、もしまだ願いを聞いて頂けるなら、ケイティに空間移動の能力をいただけますか？行ったことのある場所にゲートを開くような感じで……あと、オレは能力とは違うかもしれないですけど、ある権利をお願いしたいんですが」
「空間移動は可能じゃよ。権利は内容によるかのう。どんな権利が欲しいんじゃ？」
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