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あ、でも神様に言ったように無茶な要求を通そうとしてきたり、危害を加えようとしてくる連中には容赦しないよ。いくら怪我が治る身体をもらったと言ったって痛いものは痛いし、やられて黙っているほどお人好しでもないから。
街並みはまさに中世ヨーロッパ。石やレンガ造りの家が並び、人通りもかなり多い。活気に溢れてそこら中から元気な声が聞こえてくる。人種は人間9割にその他……獣人のような人やドワーフやらホビットやらという感じの人がちらほらいる感じ。エルフらしき人は見つからず。ちくせう
「ご主人様、このあとはどうしますか?」
「とりあえず寝床を確保しないといけないからな。でもオレ達は金が無いからな。まずは冒険者ギルドに行って身分証を作ってもらおう。それで簡単な依頼があればやってみようか」
「はい!分かりました!」
元気だねえケイティ。しっぽぶんぶん振ってるよ。
「それとケイティ、ご主人様はやめてくれないか?こっちの世界では仲間というか、友達なんだからさ」
「嫌です!ご主人様はどこの世界でもご主人様ですよ!」
しっぽピーン。ちょっと怒ってる?
「はじめて登録される方はこちらへどうぞー!」
冒険者ギルドはすぐに見つかった。食堂兼居酒屋も併設されているようで、ここで情報交換をしたりパーティメンバーの募集をしたりするのだろう。
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