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竹村誠。眼鏡が似合う博士タイプの男子で、その容貌に負けず劣らず学校の成績もいい。特別イケメンというわけではないが、人当たりも柔らかく、私の中では癒やし系の位置付け。
そして――殊勝にも、私に好意を持ってくれている。告白されたのだ。付き合ってほしいって。
私のどこが好きなの? もちろん聞いた。聞かずにはいられなかった。私自身、私の魅力を見つけられないから。
彼の答えは――口元に来た髪の毛を指先でどかす仕草と、その時に見える横顔が好き、だそうだ。
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