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 この平凡な私をつかまえて、性格が好きだとか、考え方が共感出来るとかじゃなく、外見を気に入ったと指摘した彼は称賛に値する。是非、絶滅危惧種として、WWFに保護してもらいたい。  感謝をしている。第一、私もまた竹村に好意も抱いている。それなのにのっぴきならない事情もあって、現在保留中にしている。  ごめん。眼差しにそんな思いを込めて、私は手元に視線を戻した。
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