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そんなことが多くある僕はいじめられっ子としてのプライドさえ芽生えてきた。殴られてるのではなく、殴らせているのだ。蹴りたいなら蹴ればいいじゃない。いじめられる人のいじめられる人によるいじめられる人のためのいじめ。 だからあの三人が僕以外をいじめの標的にしたら僕は怒るよ。俺をいじめろよ。って。 このとおり。いじめには慣れている僕だけど今回はいつもと少し違う。 今日は誰が不機嫌だったのかわからないけど、悪質だとおもう。さんざんいじめた上に体の穴という穴になにか分からないものを入れられ、暗い箱に入れられ、放置。足に負担がかかってるからたぶん立っている。 いったいここはどこだろうか。真っ暗。狭い。箱。 ―棺桶? 僕は殺されたのか?燃やされるのか? 嘘だろ?そんなの。
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