ランドルフ

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ランドルフ

【名前】 ランドルフ・アルカード(=ユール)ド・べネトロッサ 【愛称】 ランディ(公王のみ) アルカード(マリウスのみ) 【年齢】 45(見た目は30代にしか見えない、若作り) 【性別】 男 【職業/所属/階級】 魔術師(召喚師)/星骸の塔/ベネトロッサ家当主/べネトロッサ魔導学院理事長/上級導師/べネトロッサ准公爵(ユール・ド・ベネトロッサ)/元老院議員(上級議席) 【出身地】 ジューネベルク/リアド 【誕生日】 黒の月/9日 【身長】 180cm 【容姿】 髪:銀に近い白金 目:アイスブルー 銀製の細身のフレームで縁取られたモノクル着用 【趣味】 花の栽培 【特技】 魔術/植物(特に綺麗な花)に詳しい 【家族構成】 妻:アマリッサ 長男:エルフェンティス(エル) 長女:フィーネルチア(フィー) 次女:ソルシアナ(ソラ) 次男:ネイドルフ(ネイト) 【従霊】 “氷の女王”:妖精界の盟主の1人。上位(ライゲ)級。 ↑と言われるが、厳密に言うと正しい「氷の女王」ではない。 その正体は全ての“水の母”、“無間凍土(フィヨルゲ)の女王”、“霜の女神(アルペンドゥ)とも呼ばれる高次元意識体。要は神様の1柱である。本来ならば超伝承(レシェン)級に該当する。 何故、等級を偽ったのか、またランドルフはその正体を知っていたかについては本編未出。現在は解放され、元の世界へ帰ってしまった。(因みに従霊が失われた事は妻しか知らない) “テレサ”:真名「ニイルネイヤ」。伝承の生き物、麒麟に似た容姿。 元々はランドルフの妻であるアマリッサの従霊だが、契約の上書きにより譲られた。多重現出(ドッペルゲンガー)や誤認(意識操作)の能力を有する。 【備考】 “氷の宰相”の異名を取る上級導師であり、べネトロッサ魔導学院の理事長、及びジューネベルク唯一の准公爵を務める上級貴族ベネトロッサ家の現当主。 “氷の宰相”はあくまでも塔での異名であり、実務としての宰相職では無いにしろ、公王・リオネルとは親友同士でもあり、その治世を支える盟友でもある。 彼を「ランディ」という愛称で呼ぶのは今の所、かの公王陛下くらい。 名門べネトロッサの当主らしく、その性格は合理的で機械的。一族の名誉を何より重んじ、また塔の幹部として冷徹に振る舞う為、周囲には魔王の如く恐れられている。 「表情筋が死滅しているのではないか」と言うくらいの鉄面皮で、笑った顔など長い付き合いの同僚たちですら見た事がない。 正に鉄壁の顔面の持ち主。 しかし、伝わり難いだけで書き手はソラ同様、中身は割と騒々しい部類に分類している。 お人好しで不器用なソラに対しては、正魔術師になったはいいものの、迂闊な所があるあの娘を魔術師たちの中に1人放り込む訳にもいかず、さりとて放置するのも憚られ、所属部署選びに苦心。 どこの部署に預けたら一番迷惑にならないだろうか思っていた矢先、サミュエルからの打診があったので渡りに船とばかりに二つ返事で対外広報支援部への所属要請を受諾した。 全く知らない人物の所に預けるよりは己の師でもあるロートレックに、という思考が働いた故なのだが、それを彼の娘が知る事は多分一生無い。 上位従霊を保有する魔術師でもあり、彼が本気を出せば国一つが一夜で滅ぶとさえ言われるが、やったところで本人には何の実入りもないし疲れるのでやらない。 妻のアマリッサとは恋愛結婚(外伝『落ちこぼれ魔術師と終わりの竜~Any other days』「フレネリアの花言葉」参照)で、結婚生活が20年を越えた今でも深く愛しており妻には弱い。浮気を疑われただけでショックを受け固まる程である。 ソラに対する扱いは酷いが、実際の所は深く愛しており幼い彼女が死病を患った際、あるルートで手に入れた竜の心臓(赤心)を与え、その生命を長らえさせた。 それが後に重大な事件を引き起こす事は理解していたが、愛娘を失う事の方が彼にとっては苦痛だった様だ。 師であるマリウス至源導師(ロートレック)に事実を暴露され進退窮まった彼は、自身の執務室から身を投げたが、遺体は見つからず「失踪」扱いとなった。 邪竜事件では魂の一部を“呼び声の鈴”に利用され、感情の大半を失う羽目になる。 しかし、感情については元がかなり希薄な人物であった為、特に問題はないようだ。 実弟のトラヴィスはホムンクルスで、彼の憎しみを知った際には兄として彼と心中する事も考えたが、弟により生かされる。 自身の従霊は戦いの際に失うものの、現在は妻の従霊“テレサ”を譲り受けており未保有ではない。(従霊を失った事を知っているのは、今の所、彼の妻のみである) 現在は当主として復帰しており、ソラとルーちゃんの関係について頭を悩ませる日々を送っている。 余談だが、領地を息子たちに割譲する前は正式署名を行う際 ランドルフ・アルカード=ユール=ソル・ミニサリス(侯爵)=テル・ルージア(伯爵)=セル・ウェイン(子爵)=イル・ソーン(男爵)・ド・ベネトロッサ という非常に長ったらしい名前を用いており、本作中最長の名前を誇っていた。 お父様曰く、そろそろ准公爵に集中したいので息子たちにはさっさと結婚して家庭を持って貰い、娘たちには早く嫁に行って……いや、婿を取って貰いたいと切実に思っている。(何しろネイト以外は全員、適齢期を超えているので。しかも婚約者すらいないってどういう事だ←父が決めないからです) 娘婿は貴族であって欲しい。 何とは言わないが、出来れば常識があり、人間であれば尚よしである。 因みにミニサリス侯爵位を手元に残しているのは長女がもし結婚し嫁に行く際、相手がベネトロッサ家よりも格下である場合を考慮しているからだ。結婚後の娘が苦労しないようにという親心。 子爵位も次女の相手の為に残しているのだが……考えると胃に穴が空きそうなので最近は思考するのを放棄した。 娘たちが婿を取るなら、両爵位は息子たちに譲る予定なのだとか。 ただ、やっぱり思うのはこれだけの土地や人を管理し、貴族として元老院に所属し公王を支え、塔の上級導師会に在籍し、更には学院の理事長まで勤めているとなるとやはり、文句なしの妖怪だと思う。 過労死する前に、誰か何とかしてあげて。 ae78ffa8-2f11-47b4-8c6f-351fe1bf36ca
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