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「いや、バーサスでなければ成らぬ。あの者は、"時代の変革者"。この時代にあっては成らぬ存在なのだ。変革された時代をあるべき姿に戻せるのはバーサスのみであると、言い伝えられておるからな」
「そうは言っても、今の俺はアンタに負ける程度だ。例えこの力が変革する力とはいえ、役に立つのか?」
「真田の轟槍と云われたあの頃を取り戻せば良いだけだ。これからはこの総司や他の隊員と共に稽古してもらう。誰の異論も認めぬ」
「もとより負けた俺に拒否権は無い」
「あぁ。それに元はと言えば漆黒が変革した事に原因があるとは言えぬか?貴殿の矛先は我らではなく、漆黒に向かうべきだ」
「確かに...俺は弟たちの分まで生きなきゃならない。そのために漆黒を『織田信長』を討つ」
「近藤さん...山南さんの言われた通りに事が動きましたね」
「あぁ。山南の...『アム』の力に淀みは無いな」
「..........しかし、山南さんの言う通りなら近藤さんは」
「気にするな。全てがその通りになるとは限らぬ...土方が向こうについた事は山南でも分からなかったのだから」
「土方さん...どうして漆黒に」
「奴の思惑は分からぬが、土方が敵対するのであれば私は躊躇はしない」
「僕もです。僕の命は残り少ない...近藤の未来が変えられるなら僕も、この菊一文字宗則の力『クランクハイト』で」
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