三振り目 血の黙示

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信長公は何を考えている? まぁ私には関係のない事だが...近藤...お前の守るべきものは私が守りたいものとは違うのだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ん? ゾロゾロと何だ? 遠くの林を青色の羽織を着た男達が進んでいる。誠...村の者が言っていた新撰組なのか? しかし1人だけ違う装いの者がいるな...刀が二本。真紅に染まった二本の刀...あれがバーサスか。 今接触しておいた方がいいだろうか? いや、もう少し様子を見よう...!? 「何奴!?」 「どうした山口? 敵か?」 「いえ...殺気ではありませんでしたが中々の手練れの視線を感じまして...」 「1人か?」 「はい...おそらくは」 「ならば今は捨て置くとしよう。先を進むぞ」 ..........気づかれた? この距離で気づくとはさすがは新撰組ということか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「新撰組とバーサスは予定通り。光秀はまだ接触無しか」 「強引にでも引き合わせますか?」 「いや、その必要は無かろう。行き着く場所は皆同じ...我等が取り入る隙は信長の出方次第。この時代でも天下は我等のものだ。はーっはっはっはっはっはっはっは!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     
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