四振り目 生きたいと願う場所

3/4

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「貴方も、アイツに人生を...いや時代を狂わされた人なのか?」 「誰だ!?」 「敵...では無いと思う。私も貴方と同じだ。共に戦ってはくれないか?」 「アンタも大切な...人を?」 「...あぁ、そう。友を...」 「わかった、共に戦おう」 2人は本殿へ到着。 奥から声が聞こえる。 「光秀と...バーサスか? 良き日ぞ。今宵の宴には後1人足りぬが...まだ出て来ぬのか? 猿...」 「...いやいやいや、気付いておられたか。流石は信長様」 「よせ、ヌシの魂胆は分かっておる。余に代わろうとしておることは随分前から気付いておったわ」 「アンタが織田...信長なんだな?」 扉が開き奥から男が現れる。 「顔を合わせず失礼した。余こそがヌシらの言う漆黒の、織田信長ぞ...ふっふっふっ」 「何がおかしい!? お前に笑う権利は無い」 「権利...? 異な事を言う。余の撒いた種に狂わされたか...それは、すまなかった」 「そんな謝罪で...2人は、2人は殺されたっていうのか...織田、信長。俺はお前を殺す」 斎造は抜刀しバーサスを換装する。 「それが時代を護りし鎧、バーサスか。見たのは...初めてぞ」 「抜け!! 信長!! ここで終わらせる」 光秀も抜刀しトライゾンを換装。     
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加