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「そう...光秀だけでなく、秀吉...それにバーサス。いや、真田斎造だったか? お前達3人をだ」
「だが、ここで諦めるわけにはいかない。織田信長、貴様はこの時代で終わらせる」
「明智の為か?」
「なっ、どうしてそれを」
「戦国の時に全て気づいておった。お前が本当の明智光秀ではなく、藤原の次男坊である事はわかっておる。それに、お前の持つその『トライゾン』も明智の力...お前に馴染まぬ事はわかっておった」
「何故...そんなに」
「余も、お前と同じ故に...気づいたまでの事」
「...同じ? まさか、アンタは織田信長じゃないのか?」
「斎造殿...我々の王は織田信長如きでない。あのようなうつけと一緒にされては困るというもの」
一同は主に向かい片膝をつき敬意を示す。
「余は、時代を超えし者・『足利義教』である。余の力『イヴィル』も元は本当の織田信長の物。余の物にする為、刀に多くの血を与え煉獄の力を得た...それにより余の力として顕現しておったのだが、それももう必要なくなるようだ」
堂の奥で怪しく光る一振りの刀。柄も鞘なく無造作に置かれている刀からは邪悪な光が放たれている。
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