五振り目 真実の名

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「延寿国吉に打たせた刀であったが、力を発揮する事が無かった。しかし、宴を開けば余の力に呼応すると感じておったわけだが...その通りになった。今この場にいる戦士での饗宴があの刀に力を与えたのだ、感謝するぞバーサス、トライゾン、ミゼリコルド」 足利義教は刀を掴むと闇が彼を包み、淡墨の怨戦士『スタフティ』を換装する。 「これだ...これこそ余の求めた力ぞ」 足利義教の後ろにワープホールが突如として現れる。 「ん? やはりこの時代はここで終わりか...残念であったな光秀。余はまだまだ生きよとのお告げだ。沖田よ...近う寄れ。その病、余の力で消してしんぜよう」 「はっ」 沖田総司は足利義教の前にひざまづく。 足利義教が『スタフティ』の闇を沖田に纏わせる。 「..........身体が、軽い。有り難き幸せ。王よ、感謝致します」 「良い。これから余に付き従い余の剣として励むが良い」 「承知致しました。この恩義、必ずや王へとお返します」 「ここにいる5人の同志よ。共に生き、そして時代の変革者となるのだ!!」 「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」 土方歳三、山南敬助、沖田総司、徳川家康、本多忠勝は足利義教に呼応する。 「...待て、まだ俺は諦めないぞ。弟達の仇...今ここで、お前を屠る!!」 二刀は斎造の言葉に呼応したかの様に光り出し、一つになり始めた。そして、二刀は『大千鳥十文字槍』へと姿を変える。     
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