五振り目 真実の名

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「二刀が槍に...これは真田の『大千鳥十文字槍』。これならば、届く!! いけぇぇ!!」 「よせバーサス!? 1人だけで敵う相手では...」 真田の轟槍虚しく、斎造は5人の戦士に取り押さえられる。 「それも、わかっておったぞ斎造...確かにそれならば余に届き得たのだが、山南の『アム』で全てを見ておった。余の刀の覚醒に免じて命は取らずにおいてやろうぞ。しかし、まだ余を倒したくばコレを通り余を追いかけよ。余は強者との宴を望む者でもある。バーサス、トライゾン、ミゼリコルドだけでは余、そして5人の同志を倒す事なぞ出来ぬであろうが...な」 足利義教と5人はワープホールに消えていく。 「..........くそっ、何故だ。何故、またしても奴を取り逃がす。これでは、彼に顔向け出来ない...」 「家康が裏切るのはわかる...しかし、忠勝までとは思わなんだ。信長の去った後戦国にて日本を統一し、忠勝とは絆を感じていたがどうやら思い込みだったようだ」 「...土壇場でこの刀が真の姿を見せてくれたのにもかかわらず、俺は何も出来なかった.......終わりだ、許してくれ...」 「おっとろしや、揃いもそろって敗北一色やき。ようよう動き出したと思えば圧倒的な力をがけにすでに諦めかけちゅう」 「貴方は...一体?」     
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