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「ひ、ひぃ。化け物だ!? 逃げるぞ」
「逃がさない!! 弟たちの仇だ!!」
「げぇ!?」「ぐあぁぁぁぁ!!」
真っ二つに斬り伏せる2人身体。
「...しんのすけ、かんたろう。お前たちの分まで...兄ちゃんは生きるぞ、この刀たちと共に」
ここに真紅の哀戦士『バーサス』が誕生した。
弟2人を埋葬する男・斎造(さいぞう)。
「先ずは新撰組だ。あんな奴等がいるから俺たちは安心出来ないんだ」
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「ほう、バーサスが復活したか」
「はっ、先遣隊が確認して参りました」
「余の新たな敵...『バーサス』か。隊を引かせよ」
「は? 今が好機では...」
「今すぐ楽しみを消すのは勿体ないではないか?よく熟してから味わうとしようではないか」
「は、はぁ」
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「はっ...ここは?」
「やっとお目覚めですね。ここはわたくしの家にございます」
「私は、どのくらい眠っていたのだ?」
「日が3度登ったくらいですね」
「な!? こうしちゃいられないっ!!」
「お待ちを。まだ、ここを出て行かれない方がよろしいかと」
「何故だ?」
「今この村は漆黒の手の者が向かっておりますゆえ」
「漆黒!? ...もう奴はこの時代でも」
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