恋文

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「文香、何かあったの?宇田と話した後、ずっと上の空だったけど」 「美雨ちゃん・・・」 「え、文香、ちょっと、どうして泣くの?」 「え」 そう聞かれて頬を触ると涙に触れて、自分が泣いている事に気づいた。 抑えようと腕で目をこすっても、次から次へと涙があふれてしまった。 「ちょっと・・・保健室行こう」 無言で頷くと、美雨ちゃんは私を優しく立ち上がらせてくれて保健室まで付き添ってくれた。
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