あの日

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あの日

私はシんだ。あの日を境に私という人間はシんでしまった。それは何の前触れもなく来たかのように思えた。だが、今思えばそれはほんの、ちょっとした事の積み重ねの結果なのかもしれない。ちょっとしたミスや失敗、友人関係の歪みや周囲の環境、理想との相違。そんなことの積み重ねにより私の心は次第に耐えられなくなっていった。そしてある日、私はシんだ。この現代という社会に夢や希望を見いだせずシんだ。だからこれからもシんだように生きていく。心が死んだまま生きていく。
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