第5章 何を売りにする『アニソンバー』なのか

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第5章 何を売りにする『アニソンバー』なのか

第5章 何を売りにする『アニソンバー』なのか ~『アニソンバー』についてるお客さん~ 無事オープン日を迎えられ、次の日から『アニソンバー』好きの完全新規のお客さんが来てくれ始めました。mixiと口コミがメインでした。6年前の平成24年はまだ『アニソンバー』が全国的に少なく、どんなお店なのかヲタクにすら認知されていない状態。特に福岡ではさらに認知度が低いのです。そんな中アニソンバー好きという、お客さん達の多くはアニメやアニソンに詳しい言わば何かの専門家。いや、本当にびっくりするくらいに詳しいんです。アニメが好きで監督さんを初め、制作スタッフさんのお話まで。そんな方々の多くは、狭い範囲の知識の共通部分を、アニソンバースタッフと共有したいっという想いが感じられました。 、、、 『さっぱりわからない。』 これが率直な私の感想。 『まだ知らないのでどんなアニメか教えていただいていいですか?』と教えていただく毎日でした。 この頃によく教えていただいた作品は特にロボットものが多かった覚えが。 この頃は本当に帰ったらすぐ、メモしてたアニメを調べたり、レンタルショップでアニメのコーナーを吟味してました。 とにかく夢中で何かの『専門家』とトークできる何かの『専門家』になろうと必死でした。 そんな努力はまだまだでよくお客さんに『そんなレベルのヲタクでアニソンバーの店長?辞めなよ』なんて言われるのはザラでした。今考えると、福岡のスタート時から2年くらいは本当に接客中につらくなることが多かったなと。 時間を追うごとにだんだん減っていきました。でもそれは、お客さんが増えてくれたからそんな心ない人を接客しなくなり、淘汰されたのかなと。 ヲタクのレベルってなんだよ!って思いますが知識量なんでしょうね。アニソンバー店長やオーナーにヲタク知識の量を求める方もいますが、私は量より好きな気持ちが大事だと思います。 若さ故に私は本当に一言、一言揺さぶられて、気にして懸命にアニメを観ました。でも自分が好きなものを語れれば私はオッケーかと思います。
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