第2章『いざアニソンバーを開業するために』

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第2章『いざアニソンバーを開業するために』

第2章 『いざアニソンバーを開業するために』 ~物件を貸してもらえない!~ 自分の中で『アニソンバーを開業するぞ!』 と決めたものの物件もなければお金もない。 とりあえずやる事をリスト化して、重要ランキングを決めて今日の3位までのお仕事を必ず毎日こなす。当時の重要ランキング第1位物件をなんとかする! 開業決意から5日経ち、5月になりました。貯金は学生時代にアルバイトで貯めた貯金の残り約70万円。これ全額使えば、小さいお店なら開業できる!物件ホームページを見ながら不動産屋に電話し、その日のうちに物件を見に行きました。まず22歳の女子で会社も作っておらず、飲食経営経験もなければまあ相手にしてもらいにくいです。保証人も親に黙って出す予定だったのでおらず、まず審査が通らないのては?という状況でした。 当たり前ですが物件がないとお店は出来ません。アパートの用に借りられると思っていた馬鹿すぎる自分に腹が立ちました。突き刺さる現実に初めて悔しくて涙が出ました。 信用のない若き日の私は、会社を先に作ることにしました。会社があれば保証人は自分でよかったからです。何かの障害を言い訳にして片付けられるほど決心は柔くなかった。本当にやりたい!って決めたことなら言い訳や人のせいにする前に出来る全てのことをやるべきって考えてます。それができないならやりたいなんていう資格はないって思ってます。 学生時代にネットオークションをメインにネットショップの運営をしていたときに会社の作り方は勉強していました。でも、司法書士さんにほとんどやってもらうくらい結構何もできませんでした。開業を決めて勉強しながら壁にぶつかり、毎日若き自分の中にあるよくわからなかった自信が砕けていく毎日でした。 悔しいくらい何にも知らなくて、頭が回らなくて何にも出来ないじゃないか。物件一つ決めきれないで何が開業だ。自宅に戻り、山積みになっている飲食店開業の本は涙でびしょびしょになりました。
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