雨ノ色

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再び何か閃いて,杖を掲げれば 『さあ、雨よ,蜂蜜色になれぇ!』 今度は蜂蜜色の雨が降り注ぐ。 『…甘い…かな?』 期待して,上を向いて口を開き,落ちてくる雫を飲んでみた。 『…ただの水だった』 しょんぼり。 絵に書いたようなずーんっとした落ち込みをするがそれでもめげない。 『よぉし!どんどん色んな雨にしちゃお!』
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