四、休憩タイム

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「えーっと、待ってください。えーっと、……ええー?」 片手で目を押さえていたジョージさんが固まった。 今までの業平の行動の意味がようやく分かったようだった。 「まじですか?」 「可愛いと思っちゃったのよ。襲いたいけど、抱きたいけど、抱けるかわからないからちょっとベット行きましょう」 「無理ですよ! ジムの後で汗臭いし! それに俺の方が筋肉がっちがちなのに、社長に俺が抱けるわけないです!」 正論だ。正論。 真面目な性格しちゃって、ジョージさんってつまらない性格だな。 「業平、冷蔵庫の水高いけど飲んでいい?」 長くなりそうだから、あとでお金を返すので飲ませてもらおう。 業平は、もちろん頷いてくれた。 「当たり前でしょ。好きに食べて飲んでちょうだい。私はデザートに丞爾くん食べちゃうし」 吹っ切れた業平は強い。 水を飲みながら、二人を黙ってみていた。 「お、俺」 立ち上がったジョージさんの顔は赤い。 これはもしかしていける? 「俺! 俺は、麻琴さんみたいな人が、好きなんです!」
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