四、休憩タイム

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は、はあ? なんでこのタイミングで? 人が告白してるときに違う人に告白するとか、こいつには良心の欠片もないのか。 信じられない。こんな人、業平にふさわしくない。 「たとえ、俺は! 麻琴さんが虹村社長を好きでも!」 「いろいろ待って!」 おかしい。おかしいじゃないか。 「まず、私は業平の子種はもらうかもしれないが、好きではない。私は、二人が結ばれたとき用の偽装結婚相手なの!」 「え……社長が麻琴さんを利用してるの?」  一瞬、ジョージさんの顔が失望するのが分かった。  業平の好感度が下がってしまう。 「ちがう。私が、利用するの。男なんて大嫌いだから、私が二人が結ばれたら、偽装結婚したかったの」 「それって、偽装でいいからそばに居たいって健気な……」 「全然違う」 だめだ。ジョージさんじゃ話にならない。 業平の方をみて、助けをともめようとしたが業平は呆然と立ち尽くしている。 あー……。 散々私に、のろけていた相手が、私を好きとか血迷ったことを言うからだよね。 「業平。違うの。この人、私のうわべだけしか見てない人だから」 「……丞爾くんと麻琴ちゃんが」 はらりと、大粒の涙が落ちた。
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