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 一つ目の課題曲はピアッティの『十二のカプリース』の十番。一般的ではないがピアッティはチェロ弾きの間では有名な作曲家だ。半音階の和声でロマンチックに構成されている。技術的な派手さはないが、本選のドヴォルザークに時間を充てるためこの曲を選んだ。  緊張のあまりスルスルと弓が進んでしまった。弓を弦にあてたと同時に、曲の終わりを迎えた気がする。でも運指や音程のミスはない。曲が進むに連れて先生の指導を思い出す余裕もあった。まずまずの出来だ。 (案外、いい成績で通過できるかもしれない)
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