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「泣くなよ? お前涙腺よえーから」 そう言われて、涙が出ていないことに気付く。 「泣いてない」 神木は思い出話をするでもなく、ポンと肩を叩いてさらりとこう言った。 「そう? じゃ、な。俺はそろそろ帰るわ」 四年ぶりに会って、たったそれだけ? 無意識のうちに神木のコートの袖を掴んだ。 「何?」 何と言って引きとめよう。怪訝に見下ろされてから、慌てて言い訳を考える。気の利いた答えが思い浮かばない。
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