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カチャカチャ…カチャカチャ…
「よっしゃ!また1抜け!」
大学生になった私は今日も今日とて授業をサボり、〇ゲームsと言うSNSゲームにハマっていた…。
当然チート(4台動かしや友達と協力して仕組んでいたりなど)も取り締まられる事無く蔓延しているだろうこのゲームのババ抜きで、パソコンがズラリと並ぶ好環境でしかしその中の1台のみで何時間も飽きもせずに毎日1位を取り続ける事約数ヶ月…総合ランキングも1ヶ月毎に更新だが1位を維持できるようになり、すっかり中毒であったが、当時の私は夢中で先の事など考える事すら浮かばなかった…。
………
……
…キーンコーンカーンコーン…
遠くでチャイムの音がしたと思って慌てて起きた!巡礼の先生に見付かったらヤバい!!
…あれっ?でもチャイムの音あんな普通だったかしら…??
私の学校のチャイムは、校歌の一部がチャイムの様な音にアレンジされて流れる様になっていたはず。
とりあえず顔を上げサッと周囲を見渡すと、何故か膝立ち状態だったらしく、オマケに服がやたら肌触りの良いサラサラした生地で出来ていて踏んづけてしまい、顔を上げた勢いもあり思いっ切り前に転んでしまった…。
「いったぁ…!」
「うわぁ!また転びやがって!お前は本当にいつもいつも…しょうがねぇ奴だな…」
「へ?ポカーン…」
声のした方向を見ると、何とコウモリの様な黒い大きな翼を付け、頭からはヤギの様な大きな渦巻状の角まで付けた、服なんて夜より真っ黒な人間(?)がいた…。
.。o(°妙にリアルだけど…人間、よね?)
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