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「…元々、他の俳優さんに頼んで撮影も済んでいたらしいの。でも、“大人の事情”で土壇場で使えなくなって。それで大吾くんとソウにってなったの。大吾さんがstylus-uの服でってごり押してくれて今日撮影ってことになりました。」 姉が、強い眼差しで僕の事を見た。 姉が、stylus-uに全身全霊をかけている事も、今会社にとってかなり大事な時期である事も知っている。 僕で本当にいいのか何て全然分からないけど。 「僕でいいのなら、頑張るよ。」 そう答えた。
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