555人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「…元々、他の俳優さんに頼んで撮影も済んでいたらしいの。でも、“大人の事情”で土壇場で使えなくなって。それで大吾くんとソウにってなったの。大吾さんがstylus-uの服でってごり押してくれて今日撮影ってことになりました。」
姉が、強い眼差しで僕の事を見た。
姉が、stylus-uに全身全霊をかけている事も、今会社にとってかなり大事な時期である事も知っている。
僕で本当にいいのか何て全然分からないけど。
「僕でいいのなら、頑張るよ。」
そう答えた。
最初のコメントを投稿しよう!