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ああそうか、吉野君気に障ったかな?と思い吉野君を見るが気にした様子は無い。
「さあ、どんどん食べたまえ。」
と斎藤君に言っていた。
「じゃあ。貰うわ。」と言って皿からひょいとから揚げを箸で取った。
僕もご飯とみそ汁を食べる。
「本当、お前ら仲良くなったよな。」
感慨深そうに山田君に言われ、思わず赤面してしまう。
「お、オタク君照れてるのか?」
長い前髪とメガネで顔は良く見えないはずだけど、吉野君にそう言われてしまう。
斎藤君に気持ち悪いと思われてしまったかも知れないと思い、慌てて彼の方を見るが、斎藤君は黙々とから揚げと付け合わせのキャベツを食べていた。
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