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取り敢えずは妹の身辺を、
調べてみる必要が有る・・・。
「判ったわ・・・手配するわね。」
お嬢さんはスマホを手に取り、
誰かに電話を掛ける。
「今日は急に変わって貰ってゴメンなさいね。
・・・我儘ついでに急で悪いんだけど、
私と望月の有休申請してくれない?
・・・・・・明日からよ。」
「えっ?お・・・お嬢さん・・・。
付いて来る気ですか?」
「何よ~!
連れてかないなら有休取らせないわよ!
・・・あ、ゴメンゴメンこっちの話。
・・・何とかしてくれるの!アリガト~!
・・・えっ?そんなんじゃ無いって~!
・・・葉向が居るから、
私は安心して我儘出来るのよ。
・・・後で御礼はするから。
・・・・・・だからそんなんじゃ無いって~!
・・・頼りにしてるわ!それじゃよろしく~!」
楽しそうな笑顔で、
お嬢さんは通話を終えた。
「さて・・・、
先ずは何から始めるの?」
「・・・明日十時にお迎えに上がりますんで、
今日はお部屋にお送り致しやす。」
「そう・・・判ったわ。」
ああ・・・、
めんどくせえ事にならなきゃ良いが・・・。
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