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アイツの指示した場所に有った、
コインロッカーの鍵・・・。
西口の・・・此処だな。
此処の１０４の鍵のはずだ。
え～と１０４・・・１０４・・・これだ！
これがアシが付かない携帯電話か・・・。
登録されてる番号は一つだけ。
プルルルルル プルルルルル プルルプツッ
「モシモシ。」
『掛けて来れたって事は、
無事にゲット出来たみたいね。』
「ああ・・・そういうことだな。」
『早速だけど・・・、
最終フェイズのシナリオを変更するから。』
「シナリオ変更？」
『囃音には自殺じゃなくて、
家出して行方不明になってもらう事にしたわ。
囃音に生命保険を掛けてくれる？
二億くらいで良いわ。』
「オイオイ・・・、
俺が疑われるから駄目って言ったのお前だぞ！
行方不明でも怪しまれるに決まってるぜ？」
『死体が出なければ殺人事件にはならないわ。
死体を埋めた後で武尊が捜索願を出すでしょ。
その後で県外のＡＴＭで囃音の口座から、
囃音に変装した私がお金を下ろすのよ。
それを何回か繰り返して、
ＡＴＭの防犯カメラの映像に残しておけば、
囃音は単なる家出人よ。
七年後に失踪宣告を取れば、
保険金を受け取れるのよ。』
「なるほど・・・、
七年後に二億のボーナスって訳だ。」
『そういう事よ。
死体を埋める場所探しとくわ。』
「了解・・・任せたぜ。」
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