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「いや・・・ほらっ！
情けは人の為ならずって言うでしょ！
・・・あれ？これって使い方合ってますかね？」
東木君が照れながらそう聞いてきた。
合ってるよね？
「東木君は囃音の為に、
良かれと思ってこれを作って来てくれたんだ。
だから使い方は間違ってないよ。」
武尊さんが笑顔でそう答えた。
「合ってるんだ！良かった～！
このカードに入ってるんで、
良かったら使って下さい！」
東木君は満面の笑みを浮かべて、
私にそう言ってカードを差し出してくれた。
だけど私は逆に私のスマホを差し出して、
「悪いけど東木君がやってくれないかな？
私達・・・機械に疎くって・・・。」
そうお願いした。
「うんっ！やるよ～！
電話とメールのどっちにします？」
私のスマホを受け取って、
そう聞いてきた東木君に、
「両方とも～！」
と私は答えた。
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