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例え再生数がアップしても、
広告費なんて貰えないだろう・・・。
そして自分が逮捕されてしまうのだ。
そんなデメリットしか無い事を、
わざわざする者はいない。
犯人の目的は何なのだろう?
「あっ!
チャンネルって乗っ取りって出来るのかな?
凜斗なら出来る?」
「う~ん・・・、
多分無理ポだよ~。
セキュリティ半端無いからね~。
乗っ取りしてもさ~、
広告料は自分の物になんないし、
乗っ取りするメリット無いからね~。」
「それもそうね・・・。」
それならば犯人の目的は・・・?
「被害者への怨恨ですかね・・・?」
正人の問いに、
「今の所・・・、
それが有力よね・・・。」
私はそうとしか答えられなかった。
「失礼します。
鯛飯をお持ちいたしました。」
そう言って百合さんが入って来たので、
そそくさと自分の席に戻る私。
事件の事は後で考えよう。
今は鯛飯を堪能するのに、
全力を尽くすべきだ!
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