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「情けは人の為ならず～？
そんなの誤用してる人なんて、
世の中に何人いると思ってんのよ？」
「でも詩夜璃さん言ってたじゃん。
十三番目の魔女は、
オフ会に参加したメンバーだって。」
「確かに言ったけど・・・、
それは可能性が高いってだけで・・・。」
「可能性が高い奴が誤用してたら、
ソイツが十三番目の魔女だよ。」
「それだけで決め付ける訳にいかないでしょ？
それで・・・どうだったの？」
「参加したメンバーは、
クロプー達を入れて十三人。
その内クロプーを除いた男は七人。
六人までチェックして、
情けは人の為ならずを使ってたのは二人。
二人共・・・誤用して無かった。」
「なるほど・・・。」
「残り一人をチェックしてる途中で、
寝落ちしちゃったんだ。」
グゥ～。
そこまで言った時、
凛斗のお腹が鳴った。
「そう言えば何も食べて無いや・・・。」
恥ずかしそうに凛斗が呟く。
そして私を見て、
「何か作ってよお姉ちゃ～ん。」
と甘えた声を出す。
凛斗の姉を自称する私としては、
断る訳にはいかぬ！
多分ご飯くらいなら残ってるはずだ。
それではゴージャス手抜きレシピの一つ、
アレを作ってあげようではないですか！
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