魔女退治

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「イマ・・・ナニイッタ・・・?」 詩夜璃(しより)さんがキレた! あの()は・・・、 小夜(さよ)さんの(はなし)()いた(あと)と、 (ぼく)がB・Bガンの連射機能(れんしゃきのう)を、 (おし)えてなかった(とき)()せた、 詩夜璃(しより)さんがキレた(とき)の、 ・・・(ころ)()()だ! 「オマエ・・・コロス~!」 いや・・・あの(とき)以上(いじょう)にブチキレてるっ! 理性(りせい)がぶっ()んでカタコトでしか(しゃべ)れなくなってる! (おに)だ・・・(おに)になってるっ! B・Bガンを(かま)えたまま、 (ぼく)(ほう)(おに)近付(ちかづ)いてくる! ヤバイ・・・(ぼく)ごとユッキーネを()()だ! 「詩夜璃(しより)っ!ダメだって!」 加奈子(かなこ)さんが(うし)ろから、 詩夜璃(しより)さんを羽交(はが)()めにして()めた! 「ハナセ~!アイツ・・・コロス~!」 「ダメだって!凛斗(りんと)()されるからっ!」 「イイカラハナセ~!アイツコロス~!」 「え~い!(しず)まれアイリーン!」 「ハナセ~!ハナセハナセ~!コロサセロ~!」 (きょう)ちゃんも(くわ)わって、 二人(ふたり)がかりで(あば)れる詩夜璃(しより)さんを()さえてる! 「囃音(はやね)っ!とっとと武尊(たける)(ところ)()けっ!  このガキ()すって()ってんだろっ!」 ユッキーネがそう怒鳴(どな)った! 「ダメよっ!(いま)()くからっ!  東木(ひがしぎ)(くん)()さないでっ!」 そう(さけ)ぶと囃音(はやね)さんは、 武尊(たける)(ほう)(ある)()す・・・。 その(とき)武尊(たける)囃音(はやね)さんの(あいだ)に、 (りゅう)ちゃんが()って(はい)った。 「テメエっ!(なん)真似(まね)だあっ!  東木(ひがしぎ)(ころ)されてぇのかぁっ!」 武尊(たける)(りゅう)ちゃんを(おど)すように()うと、 「・・・やれよ。」 (りゅう)ちゃんが(しず)かにそう()った。
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