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すると凛斗とその男性の会話に、
「ちょっと待てよ～、
アンタが凛斗に事情聴取すんのかよ～？」
龍成がそう口を挟む。
「そうだが・・・何か問題でも？」
「おいおい！凛斗が犯人にされちまうから、
誰か他の刑事さんに変えてくれよ！」
龍成が挑発するように言う・・・。
ふむ・・・、
龍成の様子を見る限りでは、
コイツが龍成の取調をした刑事のようだな。
「まあまあ落ち着いて土門君。」
美奈都さんが、
龍成の肩に手を置き宥める。
「そんな事するかっ！」
黒縁が怒鳴る。
「・・・ん？
アンタその眼鏡壊れてんのか？」
龍成が怪訝な表情で尋ねる。
良く見ると眼鏡の鼻に掛ける、
ブリッジ部分が折れてしまったのだろうか？
テープを巻いて補修してあった。
「ちょっと不注意で壊したんだよ。」
不機嫌な声で黒縁が答えた。
美奈都さんが急に後ろを向く。
その背中を見ると肩が震えていた。
何かが有ったのか・・・？
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