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守屋は凛斗の肩に手を置き、
静かにこう言った。
「もう見るな・・・、消せ・・・。
人が死ぬ所を見たくは無いだろう?
俺達に出来る事は、
無事に保護されるのを祈るだけだ・・・。」
守屋の言う通りだ・・・。
私達に出来る事は無い・・・。
私達は単なる傍観者なのだ・・・。
被害者が死ぬ所を見る権利は無い。
無力な傍観者は、
被害者が無事に保護されるのを、
ただ神に祈るのみだ・・・。
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