それぞれの思惑

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美女軍団(びじょぐんだん)・・・、いや秘書軍団(ひしょぐんだん)だ! 状況(じょうきょう)から推察(すいさつ)すると、 外国(がいこく)からの御客様(おきゃくさま)御見送(おみおく)りのようだ。 恋愛小説(れんあいしょうせつ)だと(はしら)(かげ)(かく)れてる美少女(びしょうじょ)(わたし)が、 エリート社長(しゃちょう)見初(みそ)められて、 (たま)輿(こし)()展開(てんかい)になるはずだが、 現実(げんじつ)として()()ない(こと)だと理解(りかい)している(わたし)は、 本来(ほんらい)目的(もくてき)である宝陽(ほうよう)さんに、 テレパシーを(おく)(こと)専念(せんねん)する(こと)にした。 『宝陽(ほうよう)さ~ん、こっち()て~。  宝陽(ほうよう)さ~ん、こっち()て~。  宝陽(ほうよう)さ・・・。』 すると・・・、 宝陽(ほうよう)さんが横目(よこめ)でチラリと(わたし)()た! ヤッタっ!テレパシー(つう)じたっ! スゴいっ!(わたし)スゴいっ! 超能力(ちょうのうりょく)あるのかも()れない? 今晩(こんばん)から練習(れんしゅう)してみようかな? (わたし)気付(きづ)いた宝陽(ほうよう)さんは、 御見送(おみおく)りが()わったら、 (わたし)(こえ)()けてくれるだろう。 それまで()ってよう!
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