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鏡ちゃんは探す気無いみたいだけど、
詩夜璃さんは探す気マンマンだよ!
良かった~!
「正気か貴様ぁっ!」
鏡ちゃん何で怒ってんだろ?
僕に言ってた予想がハズレて恥ずかしいのかな?
「正気に決まってるでしょ!
大体アンタが止めなかったんだからね!」
「常識で物を考えろっ!
裏社会の人間と関わりを持つなど、
正気の沙汰では無いっ!
たかがアイスを間違えて食べた事を誤魔化す為に、
普通ここまでやるかっ!
一言謝れば済む話だろっ!」
「たかがアイスの為に私の逃げ道塞いで、
こんな所まで付いて来たのはアンタでしょおっ!
こうなりゃとことんまで行くのが当然よっ!」
「隣の席が空いてるから隣へ行け!
俺達を巻き込むなっ!」
「巻き込むな~?
何言ってんの~?
仲間でしょぉぉぉぉおっ?
とことんまで付き合うもんでしょおが~っ!」
何か口ゲンカ始めてるし・・・。
「そうだよ鏡ちゃん!
皆で望月さんに会おうよ!」
と僕が言ったら・・・、
「人を呼び付けておいて痴話ゲンカとは、
随分と見せ付けてくれますな~。
舐められたもんだ・・・。」
と僕の後ろから低い声が聞こえた。
後ろを振り向くと、
スーツ姿の鋭い目付きの男の人が、
飲み物を左手に持って、
僕の後ろに立って居た。
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