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すると摩子ちゃんは、
右手を耳の後ろに当てて、
左手を腰に置いたポーズをとって、
「あなたのお名前は～？」
って保育士さんが子供に聞くみたいに、
・・・望月さんにまた聞いた。
どうしても望月さんに言わせたいようだ。
「・・・ネッピーだ。」
エリルーさんが居るから、
怒る事も出来ない望月さんは、
恥ずかしそうに小声で言う。
「やったぁ～！ネッピーだぁ～！やっと会えたぁ～！」
摩子ちゃんは嬉しそうに、
望月さんに飛び付くように抱き付いた！
「お・・・おう・・・。」
予想して無かったみたいで、
望月さんが焦ってる。
「えっと・・・お久しぶりですかな？
自分は土門龍成って言います。」
「ニュース見てたよ兄さん・・・、
この前は災難だったね～。
腕の良い弁護士で良かったな～。」
摩子ちゃんに抱き付かれたままで、
望月さんが龍ちゃんに言う。
「皆が真犯人見付けてくんなかったら、
マジでヤバかったっす。」
「やっぱりか～！
俺等を嵌めた奴等だからな～、
裏で動いてんだろうなとは思ってたんだよ。」
ニヤニヤしながら望月さんが言う。
「青池真璃です・・・。
その節はどうも・・・。」
真璃さんがお辞儀して言う。
「こちらこそどうも・・・、
すると土門君がリーダー？」
エリルーさんが龍ちゃんに聞く。
「いえ、自分ドラゴンっす。」
「私は海鮮マリネです。」
龍ちゃんと真璃さんが答える。
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