第1話:「伝説の勇者の剣かもしれない」

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チンカス「ギャーーーーース!」 急にチンカスは苦しみ出した。 明らかにその光を浴びて苦しんでいる。 イチモツ「・・・今だ!」 イチモツは残された体力を振り絞って立ち上がり、光る剣を握りしめた。 イチモツ「うわあああああああ!」 イチモツは身体ごと突進していく。 シコル「イチモツーーー!」 イチモツ「あああああああっ!」 チンカス「っ!!」 ザシュッ!! そしてイチモツの剣がチンカスの身体を貫いた。 そして白い光がチンカスの身体中から溢れ出す。 チンカス「ウギャーーーーーー!!」 断末魔の声を上げたチンカスはその場に崩れ去った。 イチモツ「ハァハァハァ・・・」 肩で息をするイチモツ。 限界を越えて勇気と体力を振り絞ったイチモツも、その場に膝から崩れ落ちた。 そして剣の輝きも徐々に小さくなり、そして消えた。 イチモツ「あの光はいったい・・・」 剣を見つめるイチモツ。 そこへオフホワイトとシコル、そして残された村人達が駆け寄ってくる。 チンカスの亡骸を前に息を飲む村人達。 オフホワイト「イチモツ、よくやってくれた。        それにしてもその剣はいったい・・・?」 イチモツ「村長も知らないんですか?」 オフホワイト「うむ・・・。」     
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