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オフホワイトや村人の誰もその剣の事を知らなかった。
イチモツ「俺にもわかりません。これは今日洞窟で拾ったものなんです。
それにしても急に光りだすなんて・・・、
この剣には自ら発電する能力があるのか?」
オフホワイト「それにしてもまさか魔獣が現れるとは・・・。
もしかすると魔王が復活したのかもしれぬ。」
イチモツ「あの・・・伝説の?」
オフホワイト「魔王バイアグラじゃ。
かつて勇者イキリタツが討ち倒したという」
村人達がどよめき出す。
村人C「伝説じゃなかったのか?」
村人D「ということは、まさか魔獣を倒したその剣は!?」
イチモツ「これ、伝説の勇者の剣かもしれない!?」
オフホワイト「分からぬ・・・、だがまずは傷を癒そう。
シコル、イチモツと家に帰ろう」
シコル「うん」
シコルはイチモツの身体を支えた。
シコル「イチモツ、大丈夫?」
イチモツ「あちこち痛いけど、なんとかね。」
シコル「よかった・・・。お父さんを助けてくれてありがとう」
イチモツ「大事な家族を守っただけだよ」
笑顔を振り絞るイチモツ。
一雫の涙を流すシコル。
イチモツはオフホワイトとシコルに抱えられながら、自宅へと帰っていった。
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