第1話:「伝説の勇者の剣かもしれない」

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そして悪夢のような夜が明けた。 シコル「イチモツ、起きてる?」 イチモツ「あぁ」 イチモツはシコルの声で起こされた。 だが、身体中が痛くて思うように起き上がれない。 シコルが部屋に入ってくる。 シコル「大丈夫?立てそう?手伝おうか?」 イチモツ「大丈夫だ・・・」 なんとか立ち上がるイチモツ。 シコル「昨日の事、嘘だったらいいのに・・・。     でも夢じゃないんだよね。」 イチモツ「・・・」 何人もの村人が犠牲になった、 返す言葉が見つからない。 シコル「お父さんが、呼んでる」 イチモツ「分かった」 イチモツは部屋を出た。 居間にはイチモツを呼んだオフホワイトと、数人の村人達が待っていた。 そしてオフホワイトの前の大きなテーブルにはあの剣があった。 オフホワイト「身体の方は大丈夫か?」 イチモツ「はい、なんとか。ところでどうしたのですか?」 オフホワイト「うむ・・・」 オフホワイトは表情を曇らせた。 オフホワイト「魔王を、魔獣を倒せるのは、もしかすると本当にその剣だけなのかもしれない。」 イチモツ「あの白い光の事ですね」 オフホワイト「うむ、だが我々にはこれ以上の知見がないのだ。」 村人D「あの後、その剣を私達も触ってみたのですが、何も起きなかったのです。」     
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