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そして悪夢のような夜が明けた。
シコル「イチモツ、起きてる?」
イチモツ「あぁ」
イチモツはシコルの声で起こされた。
だが、身体中が痛くて思うように起き上がれない。
シコルが部屋に入ってくる。
シコル「大丈夫?立てそう?手伝おうか?」
イチモツ「大丈夫だ・・・」
なんとか立ち上がるイチモツ。
シコル「昨日の事、嘘だったらいいのに・・・。
でも夢じゃないんだよね。」
イチモツ「・・・」
何人もの村人が犠牲になった、
返す言葉が見つからない。
シコル「お父さんが、呼んでる」
イチモツ「分かった」
イチモツは部屋を出た。
居間にはイチモツを呼んだオフホワイトと、数人の村人達が待っていた。
そしてオフホワイトの前の大きなテーブルにはあの剣があった。
オフホワイト「身体の方は大丈夫か?」
イチモツ「はい、なんとか。ところでどうしたのですか?」
オフホワイト「うむ・・・」
オフホワイトは表情を曇らせた。
オフホワイト「魔王を、魔獣を倒せるのは、もしかすると本当にその剣だけなのかもしれない。」
イチモツ「あの白い光の事ですね」
オフホワイト「うむ、だが我々にはこれ以上の知見がないのだ。」
村人D「あの後、その剣を私達も触ってみたのですが、何も起きなかったのです。」
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